ポルカドット(Polkadot)とは?いま注目すべき新興の仮想通貨を解説

by AIGRAM

現在、次々と誕生しては、価値を拡大させている仮想通貨。

その中でも、飛び抜けて急速な成長を見せたのが、ポルカドット(Polkadot/DOT)です。

この急成長は、ビットコイン(Bitcoin/BTC)イーサリアム(Ethereum/ETH)の問題点を解消し得る新しいプラットホームとして、開発者や投資家が、ポルカドットに期待を寄せているのが要因でしょう。

この記事では、ポルカドットの概要や利点、そして目指す世界「Web3.0」について、詳しく解説します。

目次

ポルカドットとは?

ポルカドットは、スイスにある「Web3 Foundation財団」によって、2016年に開発された仮想通貨です。

開発メンバーには、時価総額第2位の仮想通貨、イーサリアム(Ethereum/ETH)の共同創設者である、ギャビン・ウッド氏も名を連ねています。

2020年8月に上場したポルカドットは、半年で約20倍もの上昇をみせました。

今たいへん注目されている仮想通貨のひとつであり、2021年からは日本の取引所でも取り扱いが開始され、国内の投資家も熱い期待を寄せています。

急成長したポルカドットは、2021年8月現在、時価総額1兆4,400億円の規模を持ち、仮想通貨の市場ランキングで世界第9位につけています。

ポルカドットは、Web3.0を実現する

ポルカドットは単なる仮想通貨としてではなく、今とは違う、新しいインターネット「Web3.0」の創造を目指し、開発されました。

ポルカドットのブロックチェーン上で利用されるトークンも、同じくポルカドットと呼ばれており、仮想通貨としてはこちらを指します。

Web3.0とは、仮想通貨にも使われる「ブロックチェーン技術」を用いて実現されようとしている、新しいネットワークを指します。

現在のインターネットインフラは、主に大企業によって維持されています。

通販ではECサイト、送金にはインターネットバンキングやPayPayなどの決済サービスなど、いわゆる中央集権型であり、顧客データもその企業に集まります。

そのため、企業がトラブルに遭遇した場合における顧客情報の流出リスクなど、セキュリティに課題があるのです。

一方のポルカドットは、ユーザーとユーザーを1対1でつなぐ、分散型のネットワーク。

個人情報は各ユーザー間で分散して管理されるため、情報漏えいや不正アクセスのリスクが低減します。

また、送金時も間に金融機関が入らず、送金側と着金側が直接やり取りできます。

さらに、オンラインにおける売買も、ECサイト等を経由しない仕組みが可能となり、中央管理者が不要なネットワークが実現するのです。

この分散化されたネットワークは、1995年~2005年の「Web1.0(ホームページ時代)」、2005年~2018年の「Web2.0(SNS時代)」に次ぐ、「Web3.0(ブロックチェーン時代)」と呼ばれています。

ブロックチェーン同士をつなぐ、相互運用性

ポルカドットは、異なるブロックチェーン同士をつなげる、インターオペラビリティ(相互運用性)という技術が採用されています。

仮想通貨は、それぞれ違うブロックチェーン上に存在しています。

そして、仮想通貨が発展していくにつれ、異なるブロックチェーン間におけるデータのやり取りが困難であるという、根本的な課題が浮かび上がってきました。

例えば、イーサリアムをビットコインのウォレットに送ることはできず、変換するには、間に取引所を通す必要があります。

また、イーサリアムのブロックチェーン上でアプリケーションを開発しても、ビットコインのブロックチェーン上では利用不可能です。

しかし、2つのブロックチェーンを連携する能力があるポルカドットを使えば、他のブロックチェーンでもアプリケーションを利用できます。

これによって、利便性の向上と、仮想通貨の活性化が期待できるのです。

また「Web3.0」の実現には、ブロックチェーン技術は欠かせません。

そのため、ブロックチェーンをネットワークのベースとして機能させるには、インターオペラビリティが必要不可欠だと考えられています。

ブロックチェーンの混雑を解消

ポルカドットは、ブロックチェーンにおける混雜の解消にも寄与します。

世界第1位の時価総額を持つビットコインは、マイニング上の特性で、送金に10分もかかる欠点があります。

混雑時はさらに遅延が出ることがあり、それによって手数料も高騰するのが課題です。

これを「スケーラビリティ問題」といいます。

イーサリアムにおいても、GASと呼ばれる取引手数料の高騰が問題となっています。

24時間365日、いつでもどこでも送金可能が魅力の仮想通貨ですが、このままでは利便性が高いとは言えず、利用者も増えていきません。

一方のポルカドットは、「パラチェーン」と呼ばれる、並列化され処理が高速なブロックチェーンを持っています。これによって、仮想通貨の取り引きが円滑になる利点があるのです。

他の仮想通貨の弱点を補い、分散型アプリケーション開発プラットフォームとしても機能するポルカドットは、”イーサリアムキラー”として、各方面からその動向が注目されています。

まとめ

以上、ポルカドットの概要や利点、そして目指す世界「Web3.0」について、詳しく解説しました。

ポルカドットは、ブロックチェーンによる分散型ネットワーク「Web3.0」の実現を可能とし、相互運用性や混雑の解消が期待できる、新しい仮想通貨だということが分かりましたね。

一部で”イーサリアムキラー”として期待されているポルカドット、今後も注目していく必要があるでしょう。

参考サイト

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仮想通貨ポルカドット(Polkadot)とは?特徴と今後の予想/見通しを解説

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CoinMarketCap