リスク(Lisk)とは?2021年に高騰し、今後も価値向上が期待される仮想通貨を解説

by AIGRAM

2021年は、テスラ社の仮想通貨決済導入と一時停止、一部の国によるビットコイン(Bitcoin/BTC)の法定通貨化、そして中国の仮想通貨規制など、さまざまな要素によって、仮想通貨の市場が大きく変動しました。
それと連動するように同年、大きく値が動いた仮想通貨が、リスク(Lisk/LSK)です。
この記事では、リスクの概要と特徴、今後の見通しについて、詳しく解説します。

目次

リスク(Lisk)とは

リスクとは、分散型アプリケーション(dApps)を構築できるプラットフォーム、及び、リスクのプラットフォーム上で使用される仮想通貨の名称です。
リスクは2016年に正式リリースされており、仮想通貨としては比較的新しいものとなります。

リスクの開発拠点はドイツのベルリンにあり、スイスに本部を置くリスク財団が運営を担当。
開発したのは、マックス・コーデック氏とオリバー・ベドウス氏であり、現在もリスク財団のCEO、CTOとして、リスクの運営に携わっています。

分散型アプリケーションとは、現在公開されている企業や銀行などの中央管理者が必要なアプリとは違い、ブロックチェーン技術を用いて非中央集権で稼働するソフトウェアプログラム。
リスクは、分散型アプリケーション構築用のプラットフォームになることで、誰もがブロックチェーンの恩恵を受ける世界を目指しています。

ちなみに、リスクというとどうしても「危険」を意味する単語「Risk」を連想してしまいますが、仮想通貨のリスクはスペルが「Lisk」であり、特に関係はありません。

リスクの時価総額は2021年10月現在、430億円の規模であり、仮想通貨市場ランキングは第136位につけています。

リスクの特徴

リスクの特徴として、プログラミング言語に「JavaScript(ジャバスクリプト)」を採用していることが挙げられます。
仮想通貨上におけるプログラミング言語は、独自のものを採用するケースが多く、どうしてもアプリケーションの開発が難しくなってしまいます。
しかし、JavaScriptは世界的にメジャーで、エンジニアにとっても馴染みがあり、扱いやすいプログラミング言語。
したがって、プラットフォームにリスクを選択すれば、ブロックチェーン上で展開するサービスを構築する際、アプリケーションの開発が容易にできます。

リスクのもう1つの特徴として、合意形成の仕組みであるコンセンサスアルゴリズムに、「DPoS(デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク)」という、新しい概念を採用している点。
DPoSは、リスクを持っている全ての人が、承認者の代表を選び投票する仕組みです。
あらかじめ承認者が選出されているため、承認速度がとても早く、わずか10秒で送金が可能という、数ある仮想通貨の中において大きなアドバンテージがあります。

なお、リスクでは、マイニングを「フォージング(鋳造)」、投票する行為を「ヴォーティング」と呼びます。

発展途上のリスク

一方で、リスクはまだ開発が終わっておらず、発展途上のプロジェクト。
今後のバージョンアップで、さまざまな機能を備えることが決まっています。

採用を予定している技術としては、まず「サイドチェーン」が挙げられます。
サイドチェーンとは、メインとは別のブロックチェーンをつくり、そこでトランザクションを処理させる技術。
メインのブロックチェーンで全ての処理をするより、複数のサイドチェーンそれぞれに、承認作業やプログラム動作を処理させる方が、ブロックチェーン全体の処理速度を向上できます。
そして、バグやハッキングなどの不足の事態が発生しても、サイドチェーンのみ切り離して、被害の拡大を防げますので、セキュリティが向上するのです。

また、「スマートコントラクト」も実装を予定しています。
スマートコントラクトとは、契約の内容と、執行の条件をあらかじめプログラムしておき、人を介さずに契約を自動で実行する機能。
採用している仮想通貨としては、イーサリアム(Ethereum/ETH)が有名ですね。
まだ実装には及んでいませんが、取引記録だけではなく、契約情報も記録できるようになれば、リスクの利便性と価値はさらに高まることでしょう。
リスクではさらに、サイドチェーンでもスマートコントラクトを記録できる見込みです。

さらに、相互運用性(インターオペラビリティ)の実装にも取り組んでいます。
相互運用性とは、それぞれ独立して稼働するブロックチェーン同士をつなぐ技術であり、ブロックチェーンをネットワークのベースとして機能させるためには、必要不可欠なもの。
実装している仮想通貨としては、ポルカドット(Polkadot/DOT)が有名です。
2021年5月には、リスクの相互運用性ソリューションの紹介と、いくつかのロードマップ目標が発表されました。
また、リスクの提携先となるブロックチェーンの候補としては、イーサリアム、ポルカドット、カルダノ(Cardano/ADA)コスモス(Cosmos/ATOM)が挙げられています。

リスクの今後

リスクは2021年10月現在、1LSK=330円前後で取引されています。
発展途上のプラットフォームということもあり、今後の開発の展開によっては、価値の向上が見込まれます。
現に、2021年8月に実施された、大型アップグレード「Lisk v3」のメインネット移行においては、その前後で一時、596円を記録するまで高騰しています。
一方で、分散型アプリケーションの開発プラットフォームとしては、既にイーサリアムが有名です。
そのため、今後リスクがdAppsのプラットフォームとして選択され、価値を大きくしていくためには、独自の強みをつくるなどの差別化が必要でしょう。

なおリスクは、国内の取引所で取り扱いがあり、日本でも容易に購入が可能となっています。

まとめ

以上、リスクの概要と特徴、今後の見通しについて、詳しく解説しました。

分散型アプリケーションを構築しやすいプラットフォームとして、期待が高まるリスク。
予定されている開発が無事に終わり、利便性の高い機能の実装が実現すれば、サービス運営のインフラとして、リスクを選択する企業が増えてくるかもしれません。
リスクの将来性は、開発の進捗を見守って判断することになるでしょう。

参考文献

Roadmap | Lisk

リスク(Lisk)とは? | 仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の購入/販売所/取引所【bitFlyer(ビットフライヤー)】

リスク(Lisk)の将来性は?チャートの動きや今後の値動きを予測 | 株式会社ZUU|金融×ITでエグゼクティブ層の資産管理と資産アドバイザーのビジネスを支援

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