エンジンコイン(Enjin Coin/ENJ)とは?世界中のゲームプレイヤーから熱狂的な支持を集める仮想通貨を解説

by AIGRAM

2021年における世界のゲーム市場は21兆円を超えており、この市場は今後も成長していくことが見込まれています。
そんな拡大し続ける巨大市場で、今世界中のゲームプレイヤーから支持を集めている仮想通貨があります。

それが「エンジンコイン(Enjin Coin/ENJ)です。

この記事では、エンジンコインの概要と主な特徴、そして将来性について、詳しく解説します。

目次

エンジンコイン(ENJ)とは

エンジンコインは一言でいうと「ゲームユーザー向けの仮想通貨」です。

| 項目 | エンジンコイン |
| --- | --- |
| 通貨単位 | ENJ |
| 誕生年 | 2017年 |
| 価格(2022年8月13日現在) | 約95円 |
| 時価総額(2022年8月13日現在) | 約850億円 |
| 時価総額ランキング(2022年8月13日現在) | 74位 |
| 発行上限枚数 | 10億枚 |
| コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ワーク(PoW)|
| 国内取引所 | Coincheck/GMOコイン/Huobi Japan./DMM Bitcoin |
| 公式サイト |コチラをクリック |

エンジンコインの特徴

エンジンコインは、エンジン(Enjin)社が運営する「エンジンプラットフォーム(Enjin Platform)」の中で発行されている仮想通貨です。
発行元であるエンジンコインのエンジン社は、2009年にシンガポールで創業された、老舗のゲームコミュニティ企業。
そしてエンジンプラットフォームは、2009年から稼働している、オンラインゲームプラットフォームであり、日本では馴染みが薄いものの、全世界では2,000万人のユーザーがいます。

エンジンコインの大きな特徴は、ゲームユーザー向けの仮想通貨であることです。
オンラインゲーム上で得た、アイテムなどのデジタル資産は、他のユーザーと交換する際、取り引きを媒介する通貨が必要となります。
エンジンコインは、この用途での利用を想定して開発されました。
実際にエンジンプラットフォームでは、ユーザー同士によるアイテムの売買で使われています。

エンジンコインの時価総額は2022年8月現在、約850億円であり、仮想通貨市場ランキングで第74位の規模を持っています

エンジンコインの基盤は「イーサリアム」

また、エンジンコインはイーサリアム(Ethereum/ETH)をベースにつくられており、エンジンプラットフォームにおいては、デジタル資産である「NFT」を発行可能。
さらに、エンジンプラットフォームは、ブロックチェーン関連の難しい知見がなくとも、ゲームやアプリにスマートコントラクトやNFTを導入できる仕組みを持ちます。
これは、非常に画期的であると言えるでしょう。

エンジンコインの時価総額は2021年10月現在、1,430億円であり、仮想通貨市場ランキングで第82位の規模を持っています。

エンジンコインの特徴

2021年に入って急速に知名度が上がった「NFT(非代替性トークン/Non-Fungible Token)」は、「非代替性トークン」と訳され、1つ1つが固有であり、所有することが可能な唯一無二のデジタルデータです。

そして、NFTが作成できるエンジンプラットフォームでは、キャラクターやアイテムを資産として扱えます。

NFTを「メルト(融解)」するってどういうこと?

エンジンコインには、「メルト(融解)」という、独自の機能があります。
メルトとは、不要となったNFTを消滅させて、エンジンコインに戻すことができる機能。
つまり、ゲームで遊んで得たアイテムをメルトさせてエンジンコインに換金すれば、稼ぐことが可能だということになります。
そのため今後は、ゲームは娯楽を目的とした楽しみ方だけではなく、ビジネスとしてプレーする人たちも増えてくるものと推測されます。

さらに、エンジンプラットフォームを導入したゲームであれば、異なるタイトルであってもアイテムの売買が可能です。
例えるならば、ポケットモンスター内で手に入れたポケモンを、ドラゴンクエストの中でも使用できるということ。
もちろんアイテムの売買は、基軸通貨となるエンジンコインが仲介します。

このような特徴があるエンジンコインは、ゲームユーザーにとって、保有することに大きなメリットがあります。
逆に、ゲームをしない方には、あまりメリットがない仮想通貨とも言えますね。

エンジンコインの将来性は?

エンジンコインの将来性を分析する上で大切になってくるポイントは次の3つです。

ポイント①上場のタイミング

2021年に入って、エンジンコインはCoincheck社、GMOコイン社と相次いで新規上場し話題になりました。
国内の取引所の取り扱い開始に伴って、エンジンコインの価格も大きく上昇しています。
このことから今後も、新たな上場のタイミングで、価値が向上する可能性があるでしょう。
2022年8月現在、エンジンコインを取り扱っている国内取引所は「Coincheck」「GMOコイン」「Huobi Japan.」「DMM Bitcoin」の4社になっています。

ポイント②大企業との提携

またエンジンコインは、マイクロソフトやサムスン電子と提携しています。
サムスン電子が発売したスマホ「Galaxyシリーズ」の端末に、仮想通貨ウォレットが内蔵されており、その中にエンジンコインも採用されています。
また、マイクロソフト社の有名ゲーム「マインクラフト」は、エンジンプラットフォーム版として「エンジンクラフト(EnjinCraft)」をリリース。
その他にも、マイクロソフト社とエンジン社は、複数のゲーム上においてNFT発行で連携しています。
この事実が明らかになると、エンジンコイン利用者の急増が期待されて、価格は一時、数倍に急騰しました。

現在は、数十タイトルがエンジンプラットフォームと提携しています。
今後も同プラットフォーム上において、エンジンクラフトのような人気ゲームがリリースされた時は、エンジンコインの価値は向上するものと予測されます。
そして、他の大企業と提携が実現したり、エンジンプラットフォームのユーザーが増加したりしても、コイン価値の上昇が予想されるため、その点も注視すべきでしょう。

ポイント③NFTの更なる需要拡大

さらに、NFTのさらなる需要拡大も、エンジンコインにとっては重要な要素でしょう。
黎明期から有名な仮想通貨を持っている人たちは、大きな含み益を抱えていますが、いま利確しても膨大な税金が降りかかります。
そのため、保有する仮想通貨の投資先として、デジタルデータであるNFTに集まっているのです。
そのため、NFT市場が大きくなれば、関連銘柄だと認識されているエンジンコインの価値も上がっていくものと推測されています。

まとめ

以上、エンジンコインの概要と主な特徴、そして将来性について、詳しく解説しました。

エンジンコインは、ゲーム向けの暗号資産として、世界中のゲームプレイヤーがエンジンプラットフォーム内で使用しています。
国内での知名度は低いエンジンプラットフォームですが、日本は世界でも有数のゲーム大国です。
今後、有名ゲームによる同プラットフォーム導入が増えていけば、たちまち普及していくことでしょう。

参考文献

初心者でもわかるエンジンコイン(ENJ)とは|NFTゲーム業界との連携と将来性

エンジンコイン(ENJ)とは

【2021年予想】エンジンコイン(ENJ)の今後見通しは1,000円まで高騰?買うべき?ガチホユーザーが買い方や将来性を予想

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