Cardano(カルダノ)とは?環境負荷が少ない仮想通貨を解説

by AIGRAM

2021年5月、テスラが仮想通貨による環境負荷を懸念して、それまで取り扱っていたビットコインの決済を停止しました。

この影響で、ビットコインやイーサリアムなど、主要な仮想通貨の価格が軒並み暴落する中、1つの仮想通貨の価格だけは、逆に急上昇する動きを見せました。

その仮想通貨が、「カルダノ(Cardano/ADA)」です。

この記事では、環境負荷が少ないと謳うカルダノの特徴や歴史について、詳しく解説します。

目次

Cardano(カルダノ)とは?

カルダノとは、オープンソースの分散型ブロックチェーン、及び仮想通貨プロジェクトの総称です。
プラットフォーム上では、エルダコイン(ADA)と呼ばれる専用通貨(トークン)が使用されており、世界中の仮想通貨取引所で取引されています。

日本国内でも、2021年8月に取引所「BITPOINT」で、取引が可能となる予定です。

カルダノは2015年、ビットコイン(Bitcoin/BTC)イーサリアム(Ethereum/ETH)などの暗号資産が抱える問題を解決すべく、新たな暗号資産を作るために発足したプロジェクトです。

暗号資産のプロジェクトの多くは、運用を開始してから問題が発覚することが多く、実験的な側面を持っています。

これらの問題の発生を防ぐために、カルダノは学術的な論文をベースとして開発されています。

カルダノは、2015年に設立されたカルダノ財団、IOHK(インプットアウトプット香港)、Emurgo(エマーゴ)の3つの組織によって運営されています。

カルダノは2021年8月現在、約7兆6,600億円の時価総額を持ち、世界市場で第3位の規模まで浮上しています。

カルダノの歴史

2015年、開発に先駆けてカルダノ財団が設立、同年6月にはIOHKが設立されました。

そして2016年9月に、カルダノは開発をスタートさせます。

開発には、イーサリアムの開発にも携わったチャールズ・ホスキンソン氏が参加。

その他、2人の日本人も立ち上げに加わりました。

その後、カルダノは2017年10月に正式に公開され、メインネットが稼働を開始します。

また、専用通貨ADAは2017年10月、仮想通貨取引所の「Bittrex」に上場。

同年12月には大阪の料理店で、世界初となるADA決済が、カルダノ財団立ち会いのもと実施されました。

国内では2019年、お笑い芸人たむらけんじ氏が経営する「焼肉たむら」が、正式にADA決済を導入し、話題となっています。

2021年6月には、カルダノ史上初となる自動契約機能、スマートコントラクトが実行。

2022年以降には、松尾芭蕉に由来して名付けられた「Basho(バショー)」が、カルダノの4番目のメジャーアップデートとして、リリースを予定しています。

省エネで持続可能な仮想通貨

2021年5月に、テスラのイーロン・マスク氏は、仮想通貨の環境負荷を理由に、ビットコインでの同社製EVの購入を停止すると発表しました。

この影響を受けて、仮想通貨の価格が軒並み下落しましたが、カルダノは逆に急上昇。

これは、環境負荷が少ないトークンに、トレーダーが殺到したことが要因でした。

ビットコインなどの多くの仮想通貨は、ブロックを検証するために「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」という仕組みを使っています。

ブロックをブロックチェーンにつなぐには、複雑な暗号処理の計算が必要です。

その計算は、ブロックチェーンを維持して報酬を得る、マイナーによって行われます。

マイナーたちは、報酬を目的に競って暗号計算をするため、仮想通貨の運営には膨大なエネルギーを消費するのです。

その規模は、チリやオーストラリア、フィンランドなどの国のエネルギー消費量に匹敵するとも言われています。

また、マイニング用機器も1年半ほどで使用できなくなるため、大量の電子ゴミも発生します。

一方、テスラでは、自動車の電動化による環境負荷の軽減を掲げています。

その同社が、環境負荷の大きいビットコインを決済に導入するのは、企業理念に反すると判断されたことから、仮想通貨決済が中止されたのです。

では、なぜカルダノは環境負荷が少ないのでしょうか。

それは、「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」という合意形成の仕組みを使っているためです。

PoSは、その暗号資産を多く持っている人ほど、承認の役割を担う確率が高くなる仕組み。

そして、役割を割り当てられたマイナーが作業を完了すると、報酬が支払われます。

この参加するメンバーを絞り込むことで、エネルギーの消費を抑えているのです。

ただ、PoWとPoSのどちらがセキュリティに優れているのかは、議論が分かれています。

仮想通貨の時価総額2位につけるイーサリアムも、PoSへの移行が予定されています。

まとめ

以上、環境負荷が少ないと謳うカルダノの特徴や歴史について、詳しく解説しました。

なぜカルダノは環境負荷が少ないのか、そして日本とも深い関わりがあることが分かりましたね。

今までは国内での取引ができませんでしたが、2021年8月には取引所での扱いが始まります。

環境に優しい仮想通貨という考え方に共感される方は、購入を検討されてみるといいでしょう。

参考サイト

暗号資産(仮想通貨)取引の用語集/ADA(エイダ/カルダノ)

ADA(エイダコイン/カルダノ)とは?今後の見通しや予想を徹底解説!

話題沸騰のADAコインとは?価格やチャート、将来性を徹底解説

大荒れの暗号通貨市場で注目の「省エネコイン」、カルダノの実力

CoinMarketCap