バイナンスコイン(BNB)とは?その特徴や日本の取引所で扱われていない理由を解説!
「バイナンスコインって有名みたいだけど結局なに?」
「バイナンスコインは日本で売っているの?」
そんな疑問を抱えている人も多いと思います。
バイナンスコインの時価総額ランキング5位の仮想通貨であり非常に有名にもかかわらず、なぜかCoincheckやbitFlyerなど日本の取引所では取り扱っていません。
その理由は、バイナンスコインの持つ特徴や歴史を知れば分かるはずです。
この記事では、バイナンスコインの特徴やバイナンスコインが日本の取引所で扱っていない理由、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨の違いまで、詳しく解説していきます。
目次
バイナンスコイン(BNB)とは
バイナンスコイン(BNB)とは一言でいうと「仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が発行する、独自の仮想通貨(トークン)」です。
| 項目 | バイナンスコイン |
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| 通貨単位 | BNB |
| 誕生年 | 2017年 |
| 価格(2022年8月13日現在) | 約4万3,000円 |
| 時価総額(2022年8月13日現在) | 約7兆円 |
| 時価総額ランキング | 5位 |
| 発行上限枚数 | 2億枚(全て発行済み) |
| タイプ | アセットタイプ |
| 発行所 | バイナンス(Binance) |
| 公式サイト |コチラをクリック |
バイナンスコイン(BNB)の特徴は?
バイナンスコイン(BNB)を発行しているバイナンス(Binance)とは世界最大の取引高を誇る仮想通貨取引所です。
バイナンスは2017年に設立され、業界トップレベルとなる365種類以上の仮想通貨を取り扱っています。
そしてバイナンスコインは、バイナンスの中で行われる取引において、それらの仮想通貨と交換可能な「基軸通貨」として使われています。
バイナンスコインをバイナンスでの取引で使うことにより、取引手数料が割引され、他の仮想通貨との両替もできるというメリットがあります。
もともと、バイナンスの手数料は0.1%と安いのですが、バイナンスコインを使って支払うことで、さらに手数料の割引が適用されるのです。
そして、取引の過程において、手元に残ってしまった端数の仮想通貨をまとめ、バイナンスコインに両替することができます。
バイナンスコインは、四半期ごとにバイナンスによって買い戻され、破棄(バーン)されます。
これによって流通量が減り、希少性が増すようになりますので、バイナンスが無くならない限り、バイナンスコインの価値は定期的に上がっていくという仕組みになっています。
2億枚発行されているバイナンスコインは、将来的には1億枚まで減らされる予定です。
2022年8月現在、バイナンスコインの時価総額は7兆円で、世界第5位。
ちなみに1位はビットコイン(Bitcoin/BTC)、2位はイーサリアム(Ethereum/ETH)、3位はテザー(Tether/USDT)、4位はUSDコイン(USDCoin/USDC)です。
上記に示した利便性などもあって、1つの取引所が発行するトークンとしては、異例の人気を誇っています。
他の仮想通貨との決定的な違いとは?(アセットタイプ・カレンシータイプ)
バイナンスコインは、バイナンスが発行し、取引上において使用される独自のトークンです。
つまり、ショップポイントやギフトカード、カジノのチップのようなものと表現すれば、分かりやすいでしょう。
有名な暗号通貨であるビットコインやイーサリアムは、中央の管理者がおらず、独自のブロックチェーンを持っています。
また、あらかじめ流通量が決められており、人間の意思によってコントロールできないのが特徴です。
こういったタイプの暗号通貨を「カレンシータイプ」と呼びます。
一方のバイナンスコイン、つまりトークンは「アセットタイプ」と呼ばれ、中央集権的な性質を持っており、実在する資産と連動し、発行者が発行枚数を自由に決定できます。
バイナンスコインは、1つの企業が提供している仮想通貨に過ぎません。
しかし、ブロックチェーン(分散型台帳)という新技術を使うことによって、取引の信頼性を担保しやすいため、法定通貨に変換することなく、取引所での売買や、実店舗での決済などが可能となっています。
バイナンスコインは日本で買える?
結論から言えば、日本でバイナンスコインを買うことはできます。
バイナンスコインは、バイナンスによる独自トークンのため、日本の取引所では取り扱っていません。
バイナンス自体は、かつては日本語でのサービスも展開していました。
しかし、日本において仮想通貨交換業登録をしておらず、2018年3月に「日本居住者向けに無許可営業をした」として金融庁が同社に警告。
その結果、バイナンスは日本から撤退することを余儀なくされました。
しかし、現在でもバイナンスは日本語には対応しており、口座を開設し、入金することでバイナンスコインの入手は可能です。
バイナンスへの送金は、クレジットカードとLINE Payに対応していますが、手数料が高いため、国内の取引所で別の暗号通貨を購入し、そちらを送金するのが一般的となっています。
国内での認可はないものの、バイナンスでの口座開設や、バイナンスコインの売買について、違法性はありません。
ただし、海外の取引所であるため、万が一トラブルに巻き込まれてしまった場合でも、日本の法律では守ってもらえません。現段階では、取引はあくまで自己責任となります。
創業者のジャオ・チャンポン(趙長鵬)氏によると、日本では「金融庁が承認した30種の通貨」しか扱うことができないなど制約が厳しく、積極的に多数の通貨を取り扱うバイナンスのビジネスモデルを活かせないとして、バイナンスが営業許可を取得するメリットはない、としています。
まとめ
以上、バイナンスコインについて、特徴やバイナンスコインが日本の取引所で扱っていない理由、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨の違いを解説しました。
バイナンスが独自に発行するトークンで、同取引所における取引において手数料が安く済み、バイナンスコイン自体も価格が上昇する要素があるなど、他の仮想通貨とは違ったメリットが分かりましたね。
前述の通り、バイナンスコインは海外取引所での取引となりますので、売買は自己責任となる点には注意が必要ですが、購入を検討されるのもいいかも知れませんね。
参考サイト
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